みんなのギモン 2021年4月5日
目次
甘口・辛口を知るには?
日本酒は、原材料となるお米のデンプンを、麹菌の働きで糖分(ブドウ糖)に分解し、酵母菌がその糖分(ブドウ糖)をアルコールに変換することでできあがります。
こうしてできあがった日本酒100ml中に含まれるエチルアルコールの容量が、⑤「アルコール分」です。日本酒のアルコール分は一般的に15度前後のお酒が多いので、目安として覚えておくと便利ですよ。
次は⑥「日本酒度」。日本酒度は、甘口、辛口の目安となる数値です。日本酒の甘辛は、数字の前のプラス+かマイナス-の記号から知ることができます。一般的に+は辛口、-は甘口を表し、記号の後の数字が大きくなるほど、+は淡麗で辛く、-は濃醇で甘く感じると言われています。
⑦「酸度」は、製造の過程で原材料から発生した乳酸、コハク酸、リンゴ酸など、日本酒に含まれる有機酸の量を表したもの。お酒の味わいに、酸味や旨みをもたらす指標となります。日本酒度が同じで酸度の数値が異なる場合、数値が高いと辛く、逆に低いと甘く感じます。