美容 2020年3月31日
日本酒を飲んで塗って、めざせ!やまとなでしこ美肌
杜氏や酒蔵で働く人は美肌、なんていうお話を聞いたことはありませんか? 日本女性の美しさを表す「やまとなでしこ」のように、キメの細かいハリのある美肌。日本酒を飲んでいるからなのか、それとも日本酒の成分に何か秘密があるからなのか…最近、日本酒の化粧品が増えていることとも繋がりがありそうな、日本酒とやまとなでしこ美肌の関係について掘り下げていきます。
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実際に日本酒づくりに携わる人のお肌はどうなのか…その真相に迫るべく、弊社・大関で働く女性社員をリサーチしました。まずは、愛飲の自社商品が『辛丹波』という、日本酒歴15年の女性社員。ちょっと手元を拝見、ということで撮影したのが上の写真です。キメの細かさを感じる美肌の持ち主。話を聞いてみると「日本酒を飲むようになってから、心なしかお肌の調子がよくなりましたね。さらに大関の化粧品『蔵元発 灘』の保湿クリームとパックで、うるおいを感じるようになりました」とのこと。日本酒歴15年と10年という女性社員にも手元を見せてもらったところ、二人ともやまとなでしこ美肌でした。
ところで「う・な・は・だ・け」という言葉をご存知でしょうか? 「うるおい」など美肌の5つの条件の一文字目をとった言葉なのですが、中でも特に美肌において重要なのが「うるおい、ハリ、弾力」です。見た目年齢にも影響する大切な要素と言えます。左の図は、ハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチン、うるおいに必要な水分を蓄える力をもつヒアルロン酸が十分なお肌。うるおいに欠かせない成分「天然保湿因子(NMF)」も、表皮の角質細胞内の水分を保持している状態です。このような条件が整うと美肌であるのに対して、不足していると右のお肌のように、シワやたるみが発生してしまいます。老け見え肌の原因になってしまうのです。
日本酒づくりに携わる人がやまとなでしこ美肌なのは、その条件を備えているから、ということが言えそうですね。では日本酒と美肌にはどういった関係があるのでしょうか? 日本酒や醸造に関する研究開発を行っている、弊社・大関研究所の研究員に聞いてみました。実は日本酒には「うるおい、ハリ、弾力」に働きかける成分が含まれているのだと言います。そのひとつが、日本酒のコクやうま味の素になるアミノ酸。「日本酒には、アミノ酸がバランスよく含まれています。アミノ酸は、お肌のうるおい成分・天然保湿因子(NMF)の主成分でもあるんです」(大関研究所員談)。コラーゲンをはじめとしたお肌を構成するたんぱく質の原料でもあり、美肌の素とも言える成分なんですね。
さらに日本酒には、アルファ-イージーと呼ばれる「α-EG(アルファ・エチルグルコシド)」という成分が含まれています。日本酒がつくられる時、発酵によって生まれた日本酒ならではの成分。大関研究所では、外部企業、大学と協力しながらα-EG関連の研究に力を入れてきました。「その結果、保湿効果やハリといった美肌に関するチカラがあることを確認してきました」(大関研究所員談)。これは要注目ですね! α-EGについて詳しくはコチラ
いろいろ種類がある中でも、美肌におすすめの日本酒といえば何でしょうか。大関研究所の研究員いわく「特におすすめは、保湿やハリへの効果が期待されるα-EGを多く含む純米酒です」とのこと。水と米とこうじだけでつくられた純米酒には、うるおいの素・天然保湿因子の主成分であるアミノ酸も豊富に含まれています。美肌をめざすなら純米酒ですね。
なぜ日本酒づくりに携わる人が美肌なのか。そのギモンを解くカギは、日本酒に含まれる成分にありました。特に美肌におすすめの純米酒には、うるおい成分の素となるアミノ酸や、うるおい・ハリを与える成分α-EGが豊富に含まれています。キレイのために、飲んで塗って、やまとなでしこ美肌をめざしましょう。